2008年5月29日木曜日

naruto_sakura_sasuke_kakashi_itati_akatuki

今日の記事は、敵たちについてです。

今回の敵は、黄泉(ヨミ)、クスナ、シズク、ギタイ、セツナ、そして“魍魎” の6人。
90分くらいの長さの映画にしては、多い方ですよね。
クスナ、シズク、ギタイ、セツナの四人衆の衣装は、ベトナムのアオザイを模してますかね。
(今思うと、大蛇丸の衣装にも微妙に似てたな。)
ギタイの衣装だけはボトムがロングスカートなので、あれはどこ発祥なのか不明だが
あと、パンフレットをよく見たら、クスナは左足首にアンクレットしてます。
流石は『naruto』ワールド、敵方の衣装や小物までジェンダーフリー。

ところで、四人衆の名前って、「シズク」は「雫」、「ギタイ」は「擬態」、「セツナ」は「刹那」にちなんでるんでしょうけど、「クスナ」っていう名前は何にちなんでいるのでしょう?
あと、黄泉とクスナは、上着の内側のポケットに、メスとか縫合用の針とかをいっぱい入れていたようですが、あれじゃ動くときにさぞやガチャガチャうるさいだろうな。
(だから、ストーリー中盤で、「紫苑を背負ったsakuraのすぐ近くに、クスナがいつの間にか迫っていた」っていうのが「え?」なんだよな。
絶対「ガチャガチャ、ガチャガチャ」って音がしていたと思うんだけどな(笑)。)

今でも気になって仕方がないんですが、シズクって男なんでしょうか、女なんでしょうか?
声は女性だし、一人称は香燐を連想させる「ウチ」だし、今までも、敵チームって1人だけ女性がいるパターンが多かったし、私はてっきりシズクが紅一点メンバーだと思っていたのですが……。
でも、パンフレットによれば、原作者の岸本氏は「敵役の四人衆が全員男前」と言ってるんですよね。
確かに、シズクは言葉遣いは別に女性っぽくはなかったし、体つきも「明らかに女」ってわけでもなかったし……。

でも、私が「シズクは女だ」と思ったのは、その動きと、「シズク」という名前そのものが理由です。
シズクの動きってあれ、女子フィギュアスケートの演技にそっくりじゃないですか?
私は、敵の中では、このシズクの動きがいちばん好きでした。
キャラクターは小面憎かったですが、動きは優雅でありながら力強く、意外性もあって、見応えがありました。

ギタイの郭(くるわ)言葉ですが、あれ、映画館で観ていた小学生たちは「あー郭言葉だ」とわかったのでしょうか。
郭言葉とは、江戸時代、全国じゅうから江戸の遊郭に売られてきた少女たちが、出身地の方言や訛りを隠すために新しく教え込まれた、遊郭内でのみ使用される人工言語みたいなものですが。
ギタイが多用していた「あちき」「ありんす」はまさにその代表例。
ギタイはお国訛りがひどかったのでしょうか(笑)。

ギタイを演じた声優さんの「谷山紀章」って名前が、sasuke役の「杉山紀彰」に似てるな、と前から思っていたのですが、パンフレットによれば、この「谷山紀章」は「たにやまきしょう」と読むそうですね。
何だかちょっと惜しい(笑)。

シズクとギタイは、変身した姿や動きの他にも、そのいかにも芝居がかった感じの大げさな台詞回しで、こちらの「ああ、映画なんだ!」という気持ちを高めてくれました。

四人衆が使った術の中に、“雷遁”だけはなかったですね。
何でかな?
保存や注入の最中に感電しやすいからだとか……
あ、もしかして、“雷遁”って、動画にするとあんまりバリエーションがないからでしょうか?
テレビアニメでは“雷切”“千鳥”がもう出ていますし、これから“千鳥流し”も作画しないといけませんしね。
あ、あと、sasukeが対デイダラ戦で使った、デイダラ曰く「kakashiのアレ」も。
(“千鳥”を千本みたいに飛ばすあの術って、ちゃんとした術名は出てましたっけ?)

今回の映画の敵チームって、私はかなり好きだったかも。
都合6人もいるのに、それぞれの個性が際立っていて存在感があったから、「この短時間に6人も覚えられねー!」とは全然思いませんでしたし(笑)。
あー、同じ敵なら、原作の“akatuki”にも、これくらいの愛着を感じられたらいいのに……ゲホゲホ。
でも、今回の敵チームが何となく好きなのは、「90分後くらいには絶対に消えてくれているはず」「naruto側に犠牲者は絶対出ない」という映画ゆえの確信が最初からあって、安心して観ていられたからかも。
それに比べ、原作の敵って、いつになれば必ず消えてくれる、っていう保証がないですし、消えるに際してnaruto側も犠牲を払うことが多いですからね、好きだ嫌いだの前に、不安にさせられるんですね。

でも、“akatuki”が1人残らずいなくなるとしたら、それは『naruto』の完結が本当に近い時である可能性も高いので、これからは“akatuki”にももうちょっと愛着持つようにしてみます。
そうだ、もともとitatiのことは好きなんだし、大丈夫だろう.

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