2008年6月18日水曜日

game_dvdanimation_dvdanime_dvd_naruto


今でも根強い人気を誇るのが、jyanpで連載されている数々のmanga――。中でも、このところ頻繁にgame化されている作品の1つが「-naruto-」だろう。その中から今回は、PS2で発売された忍道対戦アクションgamenaruto ナルティメットヒーロー3」をレビューした。


最近、コア層以外には受けが良くないと思われがちな格闘gameだが、実はそうではない分野も存在する。それは、ルールやコマンドなどをできるだけ簡易にし、誰もが気軽にプレイできるようにした、お手軽格闘ゲームだ。通常の格闘gameであれば“5フレーム以内にボタンを押して、さらに続けてレバーを下へ入力……”などと、非常に難しい説明がされていたりする。しかも、覚えるべきコマンドも大量にあるため、誰もが気軽にプレイ! という感覚からはほど遠い。

 とはいえ、格闘gameが「鉄拳」や「バーチャファイター」シリーズのようなタイトルばかりになってしまえば、プレイ人口はどんどん減少してしまうはず。そんな現状だからこそ、お手軽格ゲーは誰もが遊べる、間口の広いジャンルとして新しく広まっていくのではないだろうか。そして、そのようなタイトルの1つとして登場したのが、今回取り上げた「naruto ナルティメットヒーロー3」だ。

 「-naruto-」は、少年ジャンプの看板タイトルの1つとなっていて、今でも高い人気を誇る作品だ。これまでにも何度かいくつかのハードでgame化されているが、今回はそれらの中から最新作となる「naruto ナルティメットヒーロー3」をピックアップした。ジャンルは忍道対戦アクションとなっているものの、どちらかといえば対戦格闘アドベンチャーという印象を受けた。メインとなる“究極への挑戦”や“ナルト英雄録”など、収録されているモードも豊富。とにかく、充実した内容になっている。さらに、本作はゲームとしては珍しく、DVD animationも同梱されている。まずは、こちらから見ていこう。

 付属しているDVDanimeは、本作のメインモードである“究極への挑戦”をプレイするにあたっての、ヒントが隠された内容になっている。“究極への挑戦”モードでは、赤と青のクリスタルを集めるのが目的なのだが、通常は相手と戦って勝つと手に入るクリスタルが、ゲーム中では道ばたに落ちていたりするのだ。その理由だけでなく、さらに気づかない場所にあるクリスタルの位置も、DVDanimeを見ると分かるようになっている。

 なるほど、gameDVDが連動しているとうたわれているだけあり、うまい仕掛けが作られていると思った。animeとしての画質も申し分なく、手を抜いて作られているという形跡が全くない。しかし、内容があまりにも薄いので、見ていて楽しめるものかと言われると、ちょっと難しいかもしれない。あくまでも、gameのヒントがわかる、程度に止めておくのがいいだろう。とはいえ、今後に期待が持てそうだ。

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